Child Dreamのゲーム
21世紀版「Lost Memory」をクリアした記録を残す。
「Lost Memory」は旧版、携帯版、ダイソー版をプレイしたことがある。
携帯版では夢中になりすぎて、パケ死してしまったこともあるほど好きな作品だ。
ダイソー版をプレイしたときに「いつかこれの完全版を買おう」と思っていたが
色々あって長い年月が経ち、気がついたら無料でプレイできるようになっていた。
21世紀版は自分にとってなじみ深いRPGツクール2000製。
難易度は、物語に集中したいためイージーを選択。
総プレイ時間は24時間30分(両エンディング回収)。
途中から攻略をチラチラ見ながら進めたのであまり寄り道はしていない。
攻略を見てなかったら30時間近くかかったかもしれない。
攻略を作ってくれた人に感謝。
[戦闘]
デフォ戦。変わった状態異常があった(嫌な気分、だったか？どんな症状なのだろう)
イージーモードだったので特に苦戦することもなかった。
エンカウント率はそれなりに高かったかな？まあ普通の範囲。
レベル上げ・稼ぎポイントも用意されていたので
効率的にレべリングもできたので親切だった。
次にやるときはハードでもいいかなと思った。
流派は蒼月流を選んだのだが、終盤は技が増えすぎてわけがわからなくなってしまった。
どの流派でもそうなのだろうか。治療術も全部覚えたしなあ…
[ストーリー]
このゲームをプレイするメイン目的は物語を読むこと!!!
21世紀版では旧版にはいなかった新キャラがたくさん増えたので
一体どのように物語が進行するのか楽しみにしていた。
…期待をはるかに上回る素晴らしい物語だった…
基本ストーリーは保たれたまま、かなり壮大な物語になっていた。
大体の内容は知っているのに、どのシーンもドキドキした。
全てが1本の線でつながる瞬間は鳥肌もの。
ラスボスの正体は、何度やっても斬新。
終わった後の余韻がとても清らか。
多くの犠牲はあったけれども、最後は報われたなあ…
と、今までの冒険をしみじみと回想してしまうエンディングだった。
[音楽]
Child Dreamの作品は音楽が良いのも特徴。
旧版も良かったが、21世紀版になって更に強化されていた。
大嶋さんの曲が好きすぎてね!!テンション上がりましたね!!
特に王宮は無駄にウロウロしてしまいましたね!!
メインテーマの「Lost Memory」(原題はOne Day)も忘れられない1曲。
大昔に一生懸命耳コピした記憶を頼りに弾いたのがこの動画だが
改めて聞いてみたら音が色々間違っていた。
MIDIから採譜して再録したい…
[好きなキャラ]
若手剣士4人組。
キャラのバランスがとれてて会話が面白い。
クローヴィス君が面白キャラに…
“クロービス”のときもこんなに天然だったかしら。
折角なので基本的に面白選択肢を選んだ。
モンスター新人みたいになって笑った。
ランドさん。
「剣士(事務方)」みたいな感じがツボ。
最後の最後まで出てくれて嬉しかった。
王宮の曲が好きなことも相俟って、やたら話しかけまくった。
セントハースさん。
かっこいい!!なんだかんだいって優しい。
北大陸に戻るときにロコの橋で助けてくれた灯台守さん。
モブキャラで一番印象に残った。頭よすぎて惚れる。
いいなあ～、ああいうシーン作りたい。
[気になった点]
元シェアウェアとしてはやや作りこみが甘いかなと感じた。
通行設定ミス・顔グラ設定ミス・(おそらく)中身が設定されていない技(？)は
プレイしていると結構気になった。
自分は2000製のツクールゲームに慣れているので
妙な処理や強制終了があっても驚くこともなく進められたが
ゲームとしての質に納得できなかったプレイヤーもいただろうと思った。
旧版ではここまで気になるようなことは無かったと記憶しているので、残念。
細かい難点は色々あったものの、やはりストーリーが素晴らしいので
それですべてを補ってくれてるかなと個人的には思った。
[エンディングⅠⅠについて]
21世紀版にはカイン君生存ルートがあるという噂を聞いていたので、とても楽しみにしていた。
それがこのおまけ的なエンディングⅠⅠ。
いざやってみると……通常ルートの方がよかった。
カイン君が生きててくれて嬉しいけれども、何かが違う感じがした。
おそらく通常ルートの“あのシーン”が美しすぎるのだと思う。
旧版も良かったけど、21世紀版も良かった…本当にね、あれはね…
[さいごに]
21世紀版は結構なボリュームがあるので気軽には勧められないけど
ストーリー重視のゲームが好きな人には是非やってほしい。
旧版はよりコンパクトなのでそちらから入っても良いかも。
“昔のゲーム”になってほしくないので、色んな人に語り継いでほしい。