2021年10月16日(土)@横浜市栄区民文化センターリリスホール
アンサンブル・ペピータ 秋のマンドリンコンサートに行った記録

[開演前]
ちょっとした縁があって、マンドリンのコンサートに行くことになった。
マンドリンを聴きに行くのは初めてだ。
昨今の情勢により、2年も演奏会に行くことが出来なかったので、
久々に楽器の引き起こす空気振動に触れられることを嬉しく思っていた。

当日はあまりいい天気ではなかった。行きは曇天、帰りは霧雨。
大分涼しい季節にはなっていたが、歩くと少し汗ばむような日だった。

リリスホールに来るのは2016年以来の2回目。
建物入口には消毒剤や物々しい体温測定装置が置かれていた。
ホール入口でもスタッフの方による検温があった。
リリスホールの急勾配が懐かしい。あの驚きからもう5年も経ったのか。
今回の演奏会の聴衆は年配の方が多かったので大変だったのではなかろうか。

開演30分ほど前に到着したのだが、予想以上にたくさんのお客さんがいた。
最前列2列は使用不可で、それ以外は隔席になっていたせいもあるだろうが、
立ち見が出るほどの大盛況だったようだ。
全席自由だったので、前方中央の良い席を確保した。

[開演後]
ほぼ知らない曲だったが予習はしないで気楽に聞いた。
パンフレットに詳説が書かれていた上に
曲ごとに指揮者の人が解説してくれたので良かった。

マンドリンの形が思ったよりもふっくらしていてビックリした。
あんなに丸みのある楽器だったのか。イチジクみたいだ。
あと、マンドリンにもいろいろ種類があることを知った。

マンドリン属以外に、
ギター・コントラバス・フルート・バスフルートも編成に入っていた。
バスフルートというのを初めて見聞きしたかもしれない。
バスフルートと、更に大きいバスフルートが登場してなかなか興味深かった。
ぼぉ〜って感じの音だった(小並感)

*        *         *

前半はなんだか大人しめというか、アンサンブルがちぐはぐな感じだった。
うーん、アマチュアの楽団だからこんな感じなのかな、なんて思っていたら
後半で急に良くなってビックリした。本来の姿はきっと後半の感じなのだろう。
どうやら、こんなに客入りがあると思っていなかったらしく、
極度の緊張により前半はぎこちなくなってしまったらしい。
勿体ない! 前半も本来の演奏で聴いてみたかったよ。

第一奏者の人は手練れな感じがした。
優れた演奏家は、どんな楽器でもディナーミクの幅が広いのだと分かった。

*        *         *

前半の曲目。
・日本古謡/池ヶ谷一郎編 お江戸日本橋 〜こちゃえ こちゃえ〜
・田中常彦 幻想曲 箱根八里
・R.フォルクマン カッコーと旅人
・G.マネンテ 間奏曲「瞑想」
・G.S.ミラネージ 情熱的間奏曲「ロンバルディアの空」
・S.サルベッティ トナーレ山の夏の夕暮れ 〜眺望 小唄 祈り〜

後半の曲目。
・R.ジャゾット アルビノーニのアダージオ
・E.ポルディーニ/久松祥三編 踊る人形
・E.ケーラー 子守唄
・O.メリカント ロマンス
・F.P.シューベルト ミサ曲 ト長調より「キリエ」
・A.アマディ 降誕祭の夜 〜笛の調べ 厩にて ハレルヤ〜

アンコールの曲名はよく聞き取れなかった。
何かポルカみたいな曲だったような……
「どうせ調べれば出てくるでしょ」と思って会場でチェックもしなかった。
で、この記事を書くために調べたが、全く出てこない。
長年ネットに住んでいるせいで、この世で起きているすべての事柄は
誰かしらがネット上に何か残していると思い込んでしまっていた。
大きな学びを得たな……

 

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